ライブコーディング機能とは
各機能の説明ライブコーディング面接の概要と評価方法
ライブコーディングとは、 Google や メルカリ などのテック企業で採用されている面接方式です。
従来はオフィスでホワイトボードを使用し、面接官と対話しながらコードを記述する形式が一般的でした。現在はリモートワークの普及に伴い、ビデオ通話を接続しながらオンラインでコーディングやシステムデザインを行う形式が増加しています。
選考にあたり、事前に学習期間( 1ヶ月 程度)が設けられる場合もあります。
参考資料: ライブコーディングのイメージ Google が公開している以下の動画が、ライブコーディングの原型として参考になります。 How to: Work at Google — Example Coding/Engineering Interview
ライブコーディングのメリット・デメリット
この形式には明確なメリットがある一方、運用上の課題も存在します。
メリット
- プロセスの評価: コードや設計の完成度だけでなく、課題に対するアプローチや思考プロセスを評価できます。
- コミュニケーション能力の確認: 面接官との対話を通じて、課題の特定方法、技術レベル、解決までの進め方など、実務上の適性を確認できます。
- 選考期間の短縮: 事前課題形式と比較して候補者の拘束時間が短く、選考プロセス全体を短縮できる場合があります。
デメリットと対策
最大の課題は、面接官の技量によって評価が大きく変動する点です。評価基準が曖昧な場合、候補者の意図を正しく理解できず、適切な評価が行えません。また、思考の過程をログとして残しにくいため、評価が属人的になる傾向があります。
これを解決するため、先進的な企業では徹底した面接官トレーニングを実施しています。
参考事例: メルカリにおける面接官トレーニング
メルカリでは、ライブコーディングの質を担保するために以下のような取り組みを行っています。
- 構造化面接の導入: Google の手法(re:Work)を参考に、質問内容と Rubric (評価基準)を明確化。
- ロールプレイ: 社内エンジニアが候補者役となり、フィードバックを含む 120分 の模擬面接を実施。
- リバースシャドーイング: メインとサブの面接官がスクリプトを共有しながら実地訓練を行う。
評価のアプローチ
評価方法は、主に「アルゴリズム形式」と「システムデザイン形式」の2つに分類されます。
1. アルゴリズム形式
計算量やデータ構造への理解度を確認する形式です。
- 質問例:
- ハッシュマップを使用せずに実装するにはどうすべきか?
- 計算量をさらに小さくするにはどうすればよいか?
- 評価の視点:
- 実装方法に多様な手段があることを認識し、理解しているか。
2. システムデザイン形式
アルゴリズム形式よりも広範な知識と設計能力を問う形式です。前提条件によって正解が変わるため、柔軟な思考力が求められます。
- 質問例:
- ユーザー数が 1万人 から 100万人 に増えた場合、障害を防ぐ設計はどうあるべきか?
- 日本以外の海外ユーザーが増加した場合、どのような設計が適切か?
- 評価の視点:
- 可用性やスケーラビリティ(拡張性)に関して多角的に検討できるか。
- 様々な設計の引き出しを持ち、トレードオフを考慮した設計ができるか。
重要: ハイヤールーでの対応 ハイヤールーでは、ライブコーディングの過程もログとして記録し、属人化を防ぎながら客観的な評価を行うことが可能です。